Excelは、Microsoftの中でも表計算機能が充実しているソフトとされています。
セルに数字を入力すると自動的に[数値]として認識します。
しかし、数字と一緒に他の文字を入力すると[数値]とは認識せず、[文字列]という認識をします。
では、セル内に「100円」「150円」「900円」と表示させ、合計値を計算式で「円」表示するにはどうすればよいでしょうか。
下記の例でご説明しましょう。
※金額の合計セルC6とG6には、予め合計されるようにSUM関数を入れています。
【売り上げ表 A】では数値として認識されていますので、合計が1150と表示されています。
【売り上げ表 B】では[円]という文字を数字の後ろに入力した為、文字列として認識され、合計値が表示されません。
文字列なので、関数では計算してもらえないのです。
表示形式を変更すると【売り上げ表 B】のように、見た目は文字列でも、数値としてExcelに認識してもらうように設定ができます。
【手順】
➀ 円を入力して計算したいセルを選択します。
➁ メニューバーの「ホーム」タブをクリックします。
➂ 「セルの書式設定」の選択ボタンからスクロールして「その他の表示形式」をクリックします。
次に、
➀ 「表示形式」タブをクリックします。
➁ 「ユーザー定義」をクリックします。
➂ 種類の枠に「#,###円」と入力します。
➃ 「OK」をクリックします。
これで、設定は完了です。
ですが、表示は、まだ下記のように計算されていません。
円の文字が入ったセルを数字のみに入力し直す必要があります。
つまり、100円を「100円」と入力するのではなく、「100」と数字だけを入力します。「150」も「900」も同様です。
すると、下記のように数値を入れるだけで、[円]が加わり、更に、合計も算出・表示します。
これは、見た目では文字列に見えますが、Excelの中では、[数値]として認識されるという方法になります。
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