COUNTIFは前項でご紹介した通り、条件に合うデータの個数を数える関数でしたが、
今回は、複数の条件に合うデータの個数を数える関数COUNTIFSをご紹介します。
例えば下記のように受験した科目がバラバラだった場合に

1.国語を受験した人のうち、70点以上の人数が知りたい場合
⇒この人数を算出するには、「国語を受験した人」と「70点以上の人」という複数の条件が
必要になります。

2.数学を受験した人のうち、70点以上の人数が知りたい場合
⇒こちらも同じく、「数学を受験した人」と「70点以上の人」という複数条件が必要になります。

このような場合に、COUTIF関数ではなく、COUNTIFS関数を使います。

では、設定方法をご紹介します。
① E3セルにカーソルを合わせアクティブにします。
② 関数の挿入ボタン「fx」をクリックします。
③ 関数の分類の枠から「統計」を選択します。
④ 関数名の枠から「COUNTIFS」を選択します。
⑤ 「OK」をクリックします。

複数の条件に合うデータの個数を数える計算式-1

すると、「関数の引数」のダイアログボックスが表示されます。

① 検索条件範囲1の枠に「$B$3:$B$7」と入力します。
(条件範囲の箇所はコピーしても崩れないように絶対参照にしましょう。)
② 検索条件1の枠に「E2」と入力します。
③ 検索条件範囲2の枠に「$C$3:$C$7」と入力します。
④ 検索条件2の枠に「“>=70”」と入力します。
⑤ 「OK」をクリックします。

解説

$B$3:$B$7の範囲の中からE2(国語)と一致した人を検索します。
その中で、$C$3:$C$7の範囲から”>=70″(70点以上)の人を数えます。という関数になります。

複数の条件に合うデータの個数を数える計算式-2

設定が完了すると、E3セルには、複数条件に合った人数(国語のテスト結果が70点以上の人数)が
表示されました。

複数の条件に合うデータの個数を数える計算式-3

F3にもドラッグしてコピーすると、数学の70点以上の人数が表示されます。

複数の条件に合うデータの個数を数える計算式-4

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