注文書や請求書を作成した時に、今現在の日付や日時を表示しておくと、作成者も受け取った相手もいつの書類なのかが分かるので、整理しやすくなります。
そこで今回は、今現在の日付を表示する関数TODAY(トゥデイ)関数と日時を表示する関数NOW(ナウ)関数をご紹介します。
*Excelでの日付の考え方*
Excelの日付はシリアル値で管理されています。
数字の1は1900年1月1日です。
2は1900年1月2日、
3は1900年1月3日という風に番号が今現在まで連続になって設定されています。
もともとはシリアル値で管理されている数値ですが「表示形式」を変えることで、日付に変えることができます。
日付の設定をしたのに、「40120」など日付ではなく、数字のみが並んでいる場合があります。
これは、表示形式の設定が正しくないのが原因です。
*TODAY関数とNOW関数の仕組み*
TODAY関数とNOW関数は、使用しているパソコンの時計を元に表示されています。
設定した時に日付や時刻がちょっとずれていると思った時は、パソコンの時計の日時設定が正しいかどうかをチェックしてみましょう。
それでは、設定していきましょう。
今回は、「H1」セルに今現在の日付を入力します。
その後、入力しなくても自動で表示されるように、「D18」セルに関数を設定していきます。
① 「H1」セルにカーソルを合わせます。
② 関数の挿入ボタン「fx」をクリックします。
すると、「関数の挿入」のダイアログボックスが表示されます。
③ 関数の分類の枠から「日付/時刻」を選択します。
④ 関数名の枠から「TODAY」を選択します。
⑤ 「OK」をクリックします。
すると、「関数の引数」ダイアログボックスが表示されます。
今回は、引数は必要ありませんので、そのまま「OK」をクリックします。
すると、「H1」セルに関数が設定され、今現在の日付が表示されました。
次に「D18」セルに「=H1+5」と入力します。
すると、次回からD18セルは、H1セルが入力されると、自動的に日付が表示されるようになります。
日付ではなく、日時を表示させたい場合は、「H1」セルに「=NOW()」と数式を入力します。
上記のように設定したが、時間が表示されない場合は、「ホーム」タブにある「数値の書式」から表示形式を変更します。
① 「H1」セルにカーソルを合わせます。
② 「ホーム」タブにある「数値の書式」の選択ボタン「▼」をクリックします。
③ 「その他の表示形式」をクリックします。
① 「表示形式」タブの分類の枠から「日付」をクリックします。
② 「種類」の枠から時刻も表示さるように表示形式を選択して変更します。
③ 「OK」をクリックします。
これで、日付も時刻も表示されるようになりました。
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