商品コードを入れて商品名を表示するとき、エラーの場合に、「該当商品なし」と表示する方法

VLOOKUP関数を設定した時に、空白セルに「♯N/A」といいうエラーが出て困ったことはありませんか？
せっかく設定したのに、エラーが出てしまっては見た目も良くありませんね。
下記の表で説明します。
B9セルとC9セルにVROOKUP関数を設定しました。こちらは、商品コードが入力されているので、
エラー表示は出ていません。
B10セルとC10セルにも同じくVROOKUP関数を設定しましたが、A10セルにコードが入力されていないため、
エラー表示されています。
今回は、このようにエラー表示が出ないように解決していきたいと思います。

ポイント

・入力ミスやエラーが発生していないかどうかを判断してくれるISERROR関数を使用します。
・正しい商品コードを入力した場合とエラーがでた場合の二通りの答えが出てくるので、
「もし」=「IF」関数を使用します。

これから関数はこのように設定していきます。
もし、エラーが発生したら、「該当商品なし」と表示させます。
もし、エラーが発生していなかったら、商品名を表示させます。

①　B10セルにカーソルを合わせ、アクティブにします。
②　関数の挿入ボタン「fx」をクリックします。
すると、「関数の挿入」のダイアログボックスが表示されます。
③　関数の分類の枠から「論理」を選択します。
④　関数名の枠から「IF」を選択します。
⑤　「OK」をクリックします。

すると、IF関数の引数ダイアログボックスが表示されます。

まずは、IF関数の「論理式」の部分から設定していきます。
①　論理式の枠にカーソルを合わせ、アクティブにします。
②　数式バーにある名前ボックスの「▼」をクリックして、「ISERROR」を選択します。

次に、
①　テスト対象の枠にカーソルを合わせアクティブにします。
②　数式バーにある名前ボックスの「▼」をクリックして、「VLOOKUP」を選択します。

すると、VLOOKUPの関数の引数ダイアログボックスが表示されますので、下記のように設定します。
①　検索値の枠には、検索範囲の先頭列で検索する値（セル）を指定します。
よって、今回は、「A10」と入力します。
②　範囲の枠には、目的のデータが含まれる一覧表の範囲「G3:I12」を入力します。
※数式がくずれないように「F4キー」を押します。このように絶対参照にします→「$G$3:$I$12」
③　列番号には、今回は商品名を自動で表示させたいので、
【商品コード一覧表】の2列目ということで、「2」と入力します。
④　検索方法の枠には、完全に一致する値だけを検索しますという意味で「0」または、
「FALSE（フォールス）」を入力します。
⑤　「OK」をクリックします。

次に、
①　数式バーにある「IF」をクリックします。
②　「fx」をクリックします。

するとIF関数のダイアログボックスが表示されます。

①　真の場合の枠に「”該当商品なし”」と入力します。
※ここで、空白にしたい場合は「””」とだけ入力します。
②　偽の場合の枠にカーソルを合わせます。
③　名前ボックスから「VLOOKUP」を選択します。

すると、「関数の引数」ダイアログボックスが表示されますので、

先ほど、論理式に入力した　VLOOKUP(A10,$G$3:$I$12,2,0)を入力していきます。
最後に「OK」ボタンをクリックします。これで設定は完了です。

C10セルにも同じような設定をしていきます。
すると、下記のように、商品コード以外の数値を入力すると「該当商品なし」と表示されるようになります。
また、入力されていない場合も同じように「該当商品なし」と表示されます。

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