Excelでは、日本語だけではなく、英字もよく使われます。
例えば、下記表のように顧客リストを英字で入力した後に、
「小文字から大文字に変換したい」
「大文字から小文字に変換したい」
「先頭のみ大文字に変換したい」
など英字を簡単に変換できればと思ったことはありませんか?
こんな時、便利な関数がありますので、今回は、一気に3つの関数をご紹介します。
ポイント
1.小文字から大文字へ変換・・・UPPER(アッパー)関数
→A3、B3行をE3、F3へ変換 ※E3、F3の設定が出来たら、E4、F4へ数式をコピーします。
2.大文字から小文字へ変換・・・LOWER(ロウワ―)関数
→ A5、B5行をE5、F5へ変換
3.先頭のみ大文字へ変換・・・・PROPER(プロパー)関数
→ A6、B6行をE6、F6へ変換
では、設定していきます。
① E3セルにカーソルを合わせます。
② 関数の挿入ボタン「fx」をクリックします。
すると、「関数の挿入」のダイアログボックスが表示されます。
③ 関数の分類の枠から「文字列操作」を選択します。
④ 関数名の枠から「UPPER」を選択します。
⑤ 「OK」をクリックします。
すると、「関数の引数」のダイアログボックスが表示されます。
① 文字列の枠に「A3」と入力します。
② 「OK」をクリックします。
A3セルにある小文字がE3セルに大文字で表示されるように変換することができました。
この数式をドラッグして、E4・F3・F4へコピーします。
これで、E3・E4・F3・F4セルに大文字に変換された英字が表示されました。
次に、A5・B5セルの大文字をE5・F5セルへ小文字に変換して表示させていきたいと思います。
① E5セルにカーソルを合わせます。
② 関数の挿入ボタン「fx」をクリックします。
すると、「関数の挿入」のダイアログボックスが表示されます。
③ 関数の分類の枠から「文字列操作」を選択します。
④ 関数名の枠から「LOWER」を選択します。
⑤ 「OK」をクリックします。
すると、「関数の引数」のダイアログボックスが表示されます。
① 文字列の枠に「A5」と入力します。
② 「OK」をクリックします。
すると、A5セルの大文字をE5セルに小文字で表示することができました。
E5セルの数式をF5セルへドラッグしてコピーします。
これで、F5セルも小文字で表示されました。
最後に、「先頭のみを大文字にする変換する関数」を設定していきます。
① E6セルにカーソルを合わせます。
② 関数の挿入ボタン「fx」をクリックします。
すると、「関数の挿入」のダイアログボックスが表示されます。
③ 関数の分類の枠から「文字列操作」を選択します。
④ 関数名の枠から「PROPER」を選択します。
⑤ 「OK」をクリックします。
すると、「関数の引数」のダイアログボックスが表示されます。
① 文字列の枠に「A6」と入力します。
② 「OK」をクリックします。
すると、A6セルの小文字をE6セルに先頭のみ大文字で表示することができました。
E6セルの数式をF6セルへドラッグしてコピーします。
これで、F6セルも先頭のみ大文字で表示されました。
このように、英字が並んでいる表などの編集をする際は、関数を使用するととても便利です。
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