「一定の金額を超える数字のセルに色を変えて目立つようにしたい」
「プラス値のセルは青色に、マイナス値のセルは赤色にしたい」
「同じ値は同じ色にしたい」
などという上司の要望があったとき、どうしますか?
フィルタで該当のセルを表示して色をつけるという方法もありますが、条件が変わるたびに、フィルタと色つけをしなければなりません。
このようなときは、あらかじめ条件を指定した書式設定をしておけば、勝手に自動でエクセル君が色を変えてくれます(^^)
今回は、条件ごとに自動でセルの背景に色を変える方法をお伝えします。
下記は「RR文房具店の売り上げ表」です。
こちらの表は1,000円以下が緑、1,000円以上がピンク色のセルが付いています。
こうすることにより、週末は売り上げが低く、平日に売り上げが上がっていることが一目で分かります。
このようなセルに色を付ける方法で簡単にExcelデータの分析ができるようになります。
上記の表は「条件付き書式の設定」を利用してExcelで自動的にセルや文字に色が付くように設定しました。
今回は、その「条件付き書式の設定」をご紹介します。
【設定方法】
➀ 条件を指定したいセルを選択します。
➁ 「ホーム」タブにある「条件付き書式」をクリックします。
➂ 「セルの強調表示ルール」をクリックします。
➃ 「指定の値より大きい」をクリックします。
すると、「指定の値より大きい」ダイアログボックスが表示されます。
次に、
➀ 左の枠に今回は1,000円以上のセルと文字に色を付けたいので「1000」と入力します。
※今回は、1000にしましたが、お好きな値を入れて大丈夫です。例えば、5,000円より大きい値を指定したい場合は、「5000」と入力します。
➁ 書式の枠は、選択ボタンをクリックすることでお好みの色を選択できます。今回は、「濃い赤の文字、明るい赤の背景」を選択します。
➂ 「OK」をクリックします。
すると、1,000円以上の金額セルの色と文字の色が変わります。
次に、1,000円以下の金額の条件付き書式の設定を行います。
【設定方法】
➀ 条件を指定したいセルを選択します。
➁ 「ホーム」タブにある「条件付き書式」をクリックします。
➂ 「セルの強調表示ルール」をクリックします。
➃ 「指定の値より小さい」をクリックします。
すると、「指定の値より小さい」ダイアログボックスが表示されます。
次に、
➀ 左の枠に今回は「1000」と入力します。
※1000円より小さい値のセルの書式を指定します。という意味になりますので、
お好きな値を入れて大丈夫です。例えば、5,000円より小さい値を指定したい場合は、「5000」と
入力します。
➁ 書式の枠は、選択ボタンをクリックすることでお好みの色を選択できます。今回は、「濃い赤の文字、明るい赤の背景」を選択します。
➂ 「OK」をクリックします。
すると、1,000円以下の金額セルの色と文字の色が変わります。
これで、すべての条件付き設定が完了しました。
【その他の条件付き書式設定】
その他にも、「指定の範囲内」「指定の値に等しい」「文字列」、よくカレンダーで使われる「日付」。
「重複する値」などがあります。
下記の表に設定してみました。
➀には、「指定の範囲内」の数値を(5,000~15,000)で条件付き書式を設定しています。
➁には、「指定の値に等しい」の数値を(900)で条件付き書式を設定しています。
➂には、「文字列」の文字を(金)で条件付き書式を設定しています。
「役だった!」「これは便利だ!」と思ったら、ぜひお友達に教えてあげてください。喜ばれますよ(^^)
フェイスブックページでも役立つ情報を発信しています。 (クイズ制作作家 かみふじこうじ) https://www.facebook.com/kanjipuzzle/